安全に食事をするためには姿勢が重要となります。椅子に座る場合は深く腰かけてもらい、足の裏がしっかり床に着くようにします。テーブルの高さにも注意しましょう。ベッドや車椅子に座ったままで食事をする場合には姿勢や足の位置などに十分配慮してください。自分で箸やスプーンを使える場合は様子を見守りつつ何かあれば都度サポートします。箸やスプーンを使えない場合はその人の代わりに食事を口に運んであげます。焦らずじっくり進めるようにしましょう。
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食事介助の困りごとの一つでよくあるのが、高齢者が食事拒否をすること。食事拒否はなぜ起こるのかを考えつつ対応にあたると、スムーズに食事介助ができるようになることもあります。特に、食事を無理やり進めないこと、食器を工夫すること、認知症の症状があれば対応を変えることも大切です。食事を食事と認識してもらえる工夫に加えて、食事がしやすくなるための一工夫を行うことで、安心して食事介助ができるようになるでしょう。
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食事介助の際に食事拒否をされると、そのあとの業務が滞るので焦ってしまう人も多いでしょう。食事拒否は、認知症の症状からくることもあります。食事拒否への対処法をあらかじめ身につけておくと、高齢者一人ひとりに合う方法を試しやすくなります。
食事介助の手順を紹介します。まずは正しい姿勢を取ってもらい、それが崩れないようにサポートします。箸やスプーンで食事を口に運ぶ際には必ず下側から運びましょう。バランスよく口に運び、相手のペースに合わせて無理せず食事をしてもらうように心がけてください。